国防部は20日、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領から勲章や褒章を授与された62人を調査し、授与の理由が、1980年の光州(クァンジュ)民主化運動鎮圧と関係がある人について、勲章・褒章の授与を取り消すための手続きに入ると明らかにしました。
全元大統領は、1980年12月31日、計63人に勲章や褒章を授与していますが、受章者のほとんどが、1979年12月12日に起きた軍事クーデターや、1980年5月18日の光州民主化運動の鎮圧に加担したことが功績と見なされ、授与されたものとみられています。
このうち1人は、12月12日の軍事クーデターと関連して、すでに有罪判決を受け、勲章がはく奪されており、国防部は、残り62人の授与の理由となった功績について調べています。
国防部の関係者は、「勲章を取り消すためには、受賞する理由となった功績を確認する必要がある。受章者の功績をしっかり確かめ、関連法に基づいて措置を取る方針だ」と話しました。