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政治

南北統合文化センターがソウルに開館 「脱北者と地域住民の交流支援」

Write: 2020-05-13 10:00:32Update: 2020-05-13 10:01:09

南北統合文化センターがソウルに開館 「脱北者と地域住民の交流支援」

Photo : YONHAP News

北韓から逃れ、韓国へ移住した人が、地域住民と交流できるようサポートする南北統合文化センターが今年、ソウルにオープンします。
ソウルの江西(カンソ)にある南北統合文化センターは、料理教室や体育室、音楽室など他の文化センターでもよく見られる施設のほか、ソファーやいすなどが置かれ「心の森」と名付けられた相談センターが設けられていて、脱北者と地域の住民が、自然と交流できるようにしました。
統一部の関係者は、センターについて「料理教室や、歌の教室などを運営することは普通の文化センターと同じだが、脱北者と地域の住民が一緒にレッスンを受けるという点が違う」としたうえで「これまで様々な政策を進めてきたが、脱北者と国民の心の距離を縮めるのには力不足だった。文化を媒介として、地域住民と脱北者が自然と交流できる場を作るため、南北統合文化センターを設けた」と説明しました。
センターでは、習い事教室のほか、脱北者が短編映画の制作やユーチューブ動画の配信など、文化創作活動ができるようサポートし、地域住民も参加するクラブ活動やボランティア活動を企画するということです。
統一部によりますと、南北統合文化センターの設立の必要性が持ち上がったのは2012年でしたが、住民の反対に遭い、8年が過ぎた2020年になって、ようやく開館にこぎつけることができたということで、センター開館までの道のりは容易ではありませんでした。しかし「今では、地域住民がセンターの運営委員会に参加するなど、センターの開館を心待ちにしている」ということです。
南北統合文化センターは、ことし3月に開館予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、開館は延期となり、今月13日にオンラインで開館式を行います。 

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