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政治

文大統領、「危機をチャンスに変えたい」 就任3周年演説

Write: 2020-05-10 12:29:50Update: 2020-05-10 21:35:33

文大統領、「危機をチャンスに変えたい」 就任3周年演説

Photo : YONHAP News

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、 就任3周年を記念して、国民に向けた特別演説を行い、新型コロナウイルスによる経済危機の克服に向けた対策を含め、残り2年の任期における政策課題を示しました。
10日午前11時から大統領府青瓦台で行われた特別演説で、文大統領は、
「国民の力で防疫戦線を堅く守り、新型コロナウイルスとの戦争を勝ち抜いてきた。防疫では世界をリードする国となった」とアピールしたうえで、「新型コロナウイルスの世界的な大流行で感染防止対策と経済危機に直面しているが、この危機を新たなチャンスととらえ、真正面からぶつかり突破するしかない」と強調しました。
文大統領は、「韓国は最近、防疫対策と日常が平行する新たな日常生活に転換したが、コロナウイルスが終息するまでは長い時間がかかるだろう。ソウルの遊興施設を中心に起きた集団感染を見ても、いつどこでもこのような状況が発生し得る。政府と国民は油断せず、第2波の流行にも備えなければならない」と述べました。
これに関連し、文大統領は、医療体系と感染病への対応能力を強化するため、疾病管理本部を疾病管理庁に格上げし、専門性と独立性を強化するほか、感染病専門病院や国立感染病研究所の設立を進める方針を示しました。
一方、文大統領は、残りの任期は、経済危機の克服に力を注ぐ考えを表明しました。
具体的な対策として、▼先端産業分野への海外からの投資を誘致するための規制緩和など果敢な戦略▼雇用保険の適用範囲の大幅な拡大▼新しい雇用創出に向けた公共事業「韓国版ニューディール」の推進などをあげました。
さらに新型コロナウイルスの防疫に成功した経験をもとに韓国がポストコロナ時代の国際連帯と協力をリードしていけるよう努力したいとし、北韓ともこうした分野で協調し、生命共同体、ひいては平和共同体に発展できることを希望すると述べました。

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