韓国開発研究院=KDIは、新型コロナウイルスによる若者の就職難が、6月以降、本格化するという分析を発表しました。
KDIが6日に発表した「青年雇用の現状および政策提言」によりますと、「ことし2月に、韓国で新型コロナウイルスの感染が拡大して以来、サービス業を中心に、若者の採用が急激に委縮しているが、世界各地に感染が広がった3月中旬以降の影響はまだ反映されていない」として、「4月から6月期以降には、製造業をはじめ、あらゆる産業において採用が本格的に冷え込むとみられる」と分析しました。
KDIは、新型コロナウイルスによる若者の就職難は、キャリアの断絶や平均賃金の低下など、今後も長期的に影響を及ぼすと警告しました。そのうえで、「現在、需要が拡大している業種を中心に新入社員の採用が活発に行われるよう、企業への支援を拡大する必要がある」として、雇用拡大に向け政府が対策を講じる必要性を強調しました。