全国の小中学校と高校の段階的な登校開始日程を、教育部が4日、発表したことで学校のコロナ対策に関心が集まっています。
教育部によりますと、4日の時点で、教育部の防疫指針に沿って専門業者による消毒を終えた学校は全体の99.8%に上っているということです。
またほとんどの学校が、教室の座席も指針どおりに間隔をあけて配置しなおし、登校の準備を終えたということです。
教育部の学校防疫指針では、学校の正面玄関に赤外線サーモグラフィカメラを設置し、そのほかの出入口は閉鎖することを勧めています。
また児童・生徒、そして教師は、授業時間を含めて校内にいる間は、全員マスクを着用しなければなりません。
座席の間隔を少なくとも1メートル以上あけなければならないため、2人ずつ隣り合って座ることはできなくなります。
学校給食も、学年や学級別に時間差を置いて配食し、1メートル以上間隔をあけて並ぶほか、食事時の飛沫対策として臨時の仕切りを設けるようにしています。
教育部は、教室内にウイルスをまき散らす可能性のあるエアコンや空気清浄機については、今後専門家と協議のうえ、指針を設けるとしています。