文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、メーデーの1日、38人の死者が出たソウル近郊・利川(イチョン)市の物流倉庫建設現場での火災について、「不慮の事故による犠牲者の冥福を祈ります」とツイッターに投稿しました。
文大統領は、「労働災害は、どんな犠牲にも劣らないほど社会的意味が深く、胸が痛む。安全な職場を作り、労働災害を減らすために最善を尽くします」と表明しました。
そして、「メーデーの朝、より良い世の中のために汗を流し犠牲になったすべての労働者のことを考える。今も労働現場で働く労働者を応援します」と強調しました。
メーデーの5月1日、ソウルでは、労働者の権利向上や労働環境の改善を求める集会や記念行事が行われました。
このうち民主労総=全国民主労働組合総連盟は、1日午前、ソウル都心で記念大会を短めに行い、毎年行ってきた集会の代わりに、前の人との間で2メートルの間隔を保ちながら行進しました。
また韓国労総=韓国労働組合総連盟は、汝矣島(ヨイド)にある事務所の会議室で、与党「共に民主党」とともに雇用安定の確保を訴える共同宣言を発表しましたが、毎年行ってきたマラソン大会は中止しました。