防衛事業庁は28日、韓国で初めて開発された中距離地対空ミサイル、「天弓」の軍への引き渡しが全て完了したと明らかにしました。
「天弓」は、韓国国防科学研究所が2006年から2011年にかけて開発した地対空ミサイルで、高度10キロから15キロを飛行する敵の航空機を迎撃でき、射程距離は40キロ、飛行速度は最大でマッハ5で、命中率が高いとされています。2011年に開発が終わり、2015年から順次に軍に配備され、運用されていました。
防衛事業庁の関係者は「天弓の軍への引き渡しが全て完了することで、我々の手で開発した兵器で、我々の空を守る基盤ができたといえるだろう」と話しました。