丁世均(チョン・セギュン)国務総理は教育部に対して、5月に受験生から段階的に登校を認める案を検討するよう指示しました。
丁総理は27日、中央災害安全対策本部の会議を開き、そのなかで、「受験を控えている高校3年生や中学3年生を優先的に考慮し、受験生から段階的に登校させる案について、集中的に意見収集したうえで、遅くても5月初めには、登校の時期とその方法を国民に知らせられるよう、準備してほしい」と教育部に指示しました。
また「新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが収まってきてはいるものの、いまだに感染経路のわからない事例が出ているため、政府としては警戒を緩めることができない」とし、4月末から5月初めにかけてのゴールデンウィークは、日常生活のなかでの防疫がきちんと根付くかどうかのリトマス試験紙になると強調しました。
丁総理は、「ゴールデンウィークの航空便や鉄道がほぼ満席で、主な観光地の宿泊にも空きがなく予約できないとされる。どこへ出かけるのであれ、防疫ルールは徹底して守っていただきたい」として、感染防止のための国民一人ひとりの自覚と自治体の対策を呼びかけました。