文在寅（ムン・ジェイン）大統領の国政運営に対する前向きな評価が前の週に比べて3.9ポイント上昇して58.3％となり、60％を突破したおととしの平壌での南北首脳会談以来、最高となりました。
世論調査会社「リアルメーター」がニュースチャンネル「YTN」の依頼を受けて13日から17日まで（15日を除く）全国の18歳以上の有権者2530人を対象に世論調査を行った結果を、20日発表しました。
それによりますと、文大統領の国政運営に対する前向きな評価は、前の週に比べて3.9ポイント上がって58.3%だったということです。
否定的な評価は4.7ポイント下がって37.6%で、肯定的な評価との差は20.7ポイントと、この1年6か月間でもっとも大きくなりました。
政党別には、与党「共に民主党」が2.6ポイント上がって46.8%、最大野党「未来統合党」は1.2下がって28.4%でした。
革新系「正義党」 は６％、中道系「国民の党」は4.4%とそれぞれ小幅の上昇となりました。
リアルメーターは、総選挙以降、文大統領の支持率が急激に上昇した背景について、「これまでの新型コロナウイルスへの対応を評価する意味もあるが、それに加えてこれから一層対応に励むよう促す意味もある」と説明しています。
この調査の信頼水準は95％、標本誤差は±1.9ポイントです。
詳しい調査の結果は、「リアルメーター」と中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できます。