15日に投開票が行われた総選挙の結果、合わせて47議席の比例代表は、最大野党「未来統合党」が比例代表選挙のために創設した「未来韓国党」が19議席、与党「共に民主党」などが参加する「共に市民党」が17議席を獲得しました。
このうち、「未来韓国党」からは、1932年に中国・上海で日本軍首脳部に爆弾を投げつけた独立運動家、尹奉吉(ユン・ボンギル)の孫娘、尹柱卿(ユン・ジュギョン)前独立記念館長などが当選しました。
「共に市民党」からは、故金大中(キム・デジュン)元大統領の三男、金弘傑(キム・ホンゴル)民族和解協力汎国民協議会代表常任議長が、長男、次男に続いて国会議員となりました。
また、旧日本軍慰安婦問題の解決を求め、ソウルの日本大使館前で毎週「水曜集会」を開いている市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」の尹美香(ユン・ミヒャン)理事長も当選しました。
韓国の国会は定数300のうち47議席を比例代表が占めています。
今回、比例代表選挙にはあわせて35の政党が参加しましたが、比例代表の議席を獲得したのは、得票率が3%以上だった「未来韓国党」、「共に市民党」、革新系の「正義党」、中道系の「国民の党」、「共に民主党」を離党した元議員らが立ち上げた「開かれた民主党」の5党でした。