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政治

元イギリス駐在北韓公使らが当選 総選挙

Write: 2020-04-16 14:26:01Update: 2020-04-16 14:37:24

元イギリス駐在北韓公使らが当選 総選挙

Photo : YONHAP News

2016年に韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元イギリス駐在北韓公使が、15日に行われた総選挙で選挙区選出の国会議員に当選しました。
中央選挙管理委員会の開票状況によりますと、太永浩元公使は太救民(テ・グミン)という名前で、最大野党「未来統合党」所属候補としてソウルの富裕層が集まる江南区の選挙区で立候補し、58.4%という圧倒的な得票で、与党「共に民主党」の金星坤(キム・ソンゴン)候補の39.6%の得票を抑え、当選が確定しました。
脱北者が韓国の選挙区選出の国会議員に当選したのは初めてです。
太元公使は、ことし2月、国会議員への出馬を公式発表したあと、今回の選挙について、「私の当選は、北韓のエリートたちや住民たちに自由と希望の贈り物になるだろう」としたうえで、「北韓の住民らに韓国の自由と民主主義を知らせるきっかけにしたかった」と明らかにしました。
また、「北韓の現実に合った、韓国国民のプライドに相応しい対北韓政策を立案したい」とも述べていて、今後の活動に注目が集まっています。
さらに「未来統合党」の衛星政党「未来韓国党」で12番目の比例代表に控えていた、脱北者出身の人権運動家、チ・ソンホ氏も33.8%の得票率で当選しました。チ・ソンホ氏は北韓で物乞いをしながら悲惨な暮らしをした経験をもっていて、最下層出身の脱北者とエリート外交官出身の脱北者が同時に国会に進出したことについて、専門家は「民主社会での脱北者の定着が成功したことを意味する」として、北韓の住民への強いメッセージとなるだろうと分析しています。

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