中央防疫対策本部は、13日午前0時からアメリカからの入国者を対象に、自己隔離を行ってから3日以内に全数検査を行うと12日、明らかにしました。
これまでアメリカからの入国者は、14日間の自己隔離の期間中に症状がある場合に限って検査を行っていました。
全数検査を行うことにした背景について、中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長 は、「アメリカで新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、アメリカからの入国者の感染率などをもとに、アメリカからの入国者の感染の危険性が高いと判断した」と述べました。
この2週間、海外からの入国者の中で感染が確認された459人のうち、アメリカからの入国者はおよそ5割の228人となっています。
一方、新型コロナウイルス感染者の海外からの入国が増えていることを受け、韓国政府は、13日から世界およそ90の国と地域からビザなし入国を禁じる入国制限措置を開始しました。
対象となるのは、韓国からの入国を制限している151の国と地域のうち、韓国とビザ免除協定を締結していたり、または韓国政府がノービザでの入国を認めている90の国と地域です。