総選挙を1週間後に控えた8日、与党「共に民主党」は小選挙区の253議席のうち、130議席以上を獲得すると見込み、最大野党「未来統合党」は110議席から130議席の獲得を見込んでいることがわかりました。
国会議員の定数は300人で、小選挙区が253議席、政党名の投票による比例代表が47議席となります。
選挙運動が始まった2日には、「共に民主党」は小選挙区で130議席、「未来統合党」は124議席から130議席を獲得することをそれぞれ目指していましたが、いまの時点で、「共に民主党」は、目標値を超えるという期待感が出てきた一方、「未来統合党」は、予想を下回るという懸念の声が出ていることが分かります。
「共に民主党」は比較的優勢とされる首都圏だけでなく、野党が強い地域の釜山(プサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)、江原道(カンウォンド)でも支持率が上がっているとみています。
なかでも、「共に民主党」が「新型コロナウイルスへの対応のためにも政府・与党を後押ししてほしい」と訴えていることが、効果を発揮しているという見方が出ています。
これに対して、「未来統合党」は、首都圏の一部の選挙区で、「優勢」とされていたものが「接戦」や「やや劣勢」に変わったことが、議席目標の下方修正につながったとみられます。