韓国政府は、来月6日に始まる新学期に備えて、学校での新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための対策を24日、発表しました。
それによりますと、まず学校は、新学期が始まる前に学校全体を消毒し、感染が疑われる児童・生徒が出た場合に容体を観察できる隔離場所を設けなければなりません。
また、児童・生徒をいくつかのグループに分けて時間差をおいて登下校させることも検討します。
さらに、感染者や症状のある児童・生徒が出た場合に着用する保健用マスクだけでなく、症状のない児童・生徒や教職員が着ける綿マスクを1人当たり2枚以上支給できるように備えます。
教育部は、新学期が始まる前に保健用マスク758万枚と綿マスク2000万枚以上を学校に配布する方針です。
また、授業中は頻繁に窓を開けて換気するほか、座席の間隔を広げるよう勧告しました。
学校の裁量で、給食の代わりに弁当などを持参させるほか、給食の場合も、食堂ではなく教室で食事をするように変えられます。
一方、宗教施設に対して21日、行政命令で一時的な運営制限措置が取られましたが、自治体によっては、塾やネットカフェ、カラオケボックスなども対象に含むことができるようになりました。