韓国国会は17日、本会議を開き、新型コロナウイルスに対応するための補正予算案、11兆7000億ウォンを賛成多数で可決しました。
原案通り11兆7000億ウォンの総額を維持したまま、新型コロナウイルスと直接的な関連性の低い事業の予算を一部削減するなどして、３兆1000億ウォンの財源を確保しました。このうち感染者が集中している南東部の大邱（テグ）と慶尚北道（キョンサンブクド）への支援予算を約１兆ウォン増額し、１兆6581億ウォン充てることにしました。
文政権発足後、補正予算案が編成されたのは4回目で、感染症対策としては、2003年に流行したSARS＝重症急性呼吸器症候群（4兆2000億ウォン）と2015年のMERS＝中東呼吸器症候群（11兆6000億ウォン）を上回り、これまでで最も大きな規模となっています。