韓国政府は、イランに住む韓国人を帰国させるため、今週中にチャーター機を派遣する計画です。
外交部の当局者は9日、現地の韓国人のうち帰国希望者を把握し、今週中にもチャーター機を派遣する計画だと明らかにしました。
外交部によりますと、これまでチャーター機による帰国を希望する人は、80人ほどで、これらの希望者を第3国の航空会社を利用してUAE=アラブ首長国連邦やカタールなどの周辺国に移動させたあと、そこから韓国の航空便で帰国させる方策が検討されているということです。
帰国者は、韓国に到着したあと臨時施設で新型コロナウイルスの検査を受け、陰性が確認されれば自宅隔離をすることになります。
外交部は、疾病管理本部と協議した結果、イランは中国ほど感染状況が深刻ではないことから、帰国者に対して隔離措置をとらないことにしたと説明しました。