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政治

新型肺炎 韓国政府「市中感染始まる段階」

Write: 2020-02-20 14:05:57Update: 2020-02-20 14:10:23

新型肺炎 韓国政府「市中感染始まる段階」

Photo : YONHAP News

韓国政府が、いまの状況について「新型コロナウイルスの市中感染が始まる段階だ」という認識を示しました。
韓国南東部の大邱(テグ)では31人目の感染者が通っていた宗教施設を中心に新型コロナウイルス感染者が相次いで確認されていて、市中感染への懸念が高まっています。
中央防疫対策本部の副本部長を務める金剛立(キム・ガンリプ)保健福祉部次官は20日、定例の会見を行い、「感染経路がはっきりしない事例がソウルや韓国南東部の大邱(テグ)などの地域で出ている。いまの状況は、海外から流入したウイルスが限られた範囲内で市中感染として広がり始めた段階だと認識している」と話しました。
金次官は、「政府はこうした認識のもと、防疫体系を見直している。市中感染が同時に始まっている初期の段階であるだけに、検疫を中心とする水際での流入遮断や早期発見の努力は継続する方針だ」と述べました。
政府は、感染者が多発的に確認されている大邱市に感染症専門の診療所を8か所増設するほか、公衆保険医24人も派遣する方針です。
また政府は感染者が相次いで出た宗教施設の協力を得て、信徒を自主隔離させ、検査を受けさせる方針です。
中央防疫対策本部の集計によりますと、韓国国内の新型コロナウイルス感染者は19日午後4時の段階から、新たに31人が追加され、20日午前9時の時点で、82人となりました。
このうち感染経路がわからない感染者は少なくとも12人に上ります。

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