保守系の最大野党「自由韓国党」と中道保守系の野党「新しい保守党」などが合併して17日に発足した新党「未来統合党」の支持率は32.7%だったことが世論調査でわかりました。
世論調査会社「リアルメーター」は今月17日から19日まで全国の成人男女1500人あまりを対象に行った世論調査の結果を、20日発表しました。
それによりますと、与党「共に民主党」の支持率は前の週に比べて1.2ポイント上昇して41.1%で、党結成後初めての世論調査となる「未来統合党」は32.7%だったということです。
リアルメーターが先月20日と21日に全国の成人男女1000人あまりを対象に行った世論調査で、「自由韓国党」と「新しい保守党」などが合併して発足することを想定した新党への支持率は25.1%であった一方、 「共に民主党」は36.6%でした。
ただ、今回の「未来統合党」の支持率は、前の週の「自由韓国党」の支持率32.0%と「新しい保守党」の支持率3.9%を足した35.9%より低いものでした。
これについて、リアルメーターの関係者は、「既存の支持層の間で、統合への心理的抵抗があり、無党派層を引き寄せることはもちろん、既存の支持層をまとめることができなかったため」と指摘しています。
一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政運営についての前向きな評価は1.4ポイント上昇して48.0%、否定的な評価は1.4%ポイント下がって48.3%でした。
「わからない」や回答なしは3.7%でした。