韓国政府は、新型コロナウイルスによる集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗った韓国人の移送に空軍輸送機を派遣することがわかりました。
17日、政府の消息筋はによりますと、政府は18日午後、クルーズ船に乗っている韓国人14人のうち希望者を韓国へ移送するため、空軍輸送機の「CN-235」を日本に派遣する方策を検討中だということです。
ただ、この消息筋によりますと、出発時間はまだ決まっていません。
外交部の当局者によりますと、韓国人14人のうち、居住地が韓国の乗客１人と乗員２人の合わせて３人です。
中央事故収拾本部は17日、定例の会見を開き、「現在、クルーズ船に乗っている乗客、乗員が帰国を希望し、日本当局などとの協議が円滑に進めば帰国が可能だ」としたうえで、「現地の領事を通じて帰国の意志を確認している」と明らかにしました。
一方、クルーズ船に乗っている韓国人に、せきや発熱などの症状は確認されていないということです。
また、クルーズ船からの帰国者は、帰国から２週間、隔離される予定です。