新型コロナウイルスの感染が拡大している中、韓国政府は、中国と対応策を議論するため、今月半ばにドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議（MSC）に合わせ、中国との外相会談を行うことで調整を行っています。
政府は、ことし上半期に予定されている習近平国家主席の韓国訪問を含め、外交日程がスムーズに行われるためには、中国との緊密な協議が必要だとして、14日から16日まで、ドイツで行われるミュンヘン安全保障会議に合わせ、韓中外相会談を行うことで調整していると説明しました。
韓国政府は5日、こうした外交方針も含めた「新型コロナ対応策」を発表しました。このなかで、政府は、中国国内における新型コロナウイルスの感染拡大状況を把握し、旅行警報レベルの格上げや、入国制限の強化など、追加の措置が必要であるかどうかを見極めるとしたうえで、追加の措置を取る場合には、中国側と緊密に情報交換を行うことにしています。