康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は2日、政府が中国からの入国禁止措置を取ったのと関連し、「中国政府と緊密に疎通しているため、外交摩擦につながることはない」と強調しました。
康長官は、２日に行われた中央対策本部の拡大会議で、「今回の措置が、韓国と中国の外交摩擦につながる可能性があるとの懸念がある」との指摘に対して、「武漢にいる韓国人の帰国を含めて、中国とはしっかり疎通しているため、外交摩擦につながるという主張は、語弊があるように思われる」と述べました。
また、政府の措置については、「その都度中国に説明している」とし、「中国とは何の摩擦もない」と強調しました。
そのうえで康長官は、「両国間の人的交流や企業活動に支障をきたすことがないよう、今後も中国駐在の各総領事館などを通じて状況を把握し、必要な支援を行っていく」と述べました。
そして、中国との外交日程については、予定通り進める方針であることを明らかにし、ことし上半期に予定されている習近平国家主席の韓国訪問に向けた準備も引き続き行っていくことを示唆しました。