韓国政府は、新型コロナウイルスによる感染が拡散している中国湖北省からの入国を4日0時から制限すると発表しました。
丁世均(チョン・セギュン)国務総理は2日に行われた中央対策本部の拡大会議で「新型コロナウイルスが拡散している中国の危険地域からの入国を制限する」と発表しました。
政府が新型コロナウイルスに関連して、中国からの入国禁止措置を取るのは初めてです。
具体的には、新型コロナウイルスによる感染が広がっている中国湖北省を14日以内に訪問した全ての外国人の入国が4日午前0時から全面的に禁止されます。
韓国人の場合は帰国後14日間、隔離されます。
また、済州島はこれまで中国人が査証(ビザ)なしで入国できる地域でしたが、中国人向け査証(ビザ)免除制度の運営も一時停止すると明らかにしました。
中国湖北省武漢市から始まった新型コロナウイルスによる感染は、中国国内だけでなく、韓国、日本、アメリカなど世界各国に広がっており、世界での感染者は2日午後4時現在、1万4500人を越えました。
このうち、中国での感染者が1万4380人で最も多く、死亡者は304人に達しています。
韓国の場合、2日午後4時時点で、15人の感染が確認されています。