「正しい未来党」の安哲秀（アン・チョルス）前国会議員が19日、「実用的な中道政治を実現する政党を立ち上げる」とする一方、中道・保守陣営で話し合いが進められている「統合」については、現時点では合流しない意向を明らかにしました。
劉承旼（ユ・スンミン）議員をはじめとする「正しい未来党」に所属していた議員8人が離党し「新しい保守党」を立ち上げたなか、安前議員は、「正しい未来党」の刷新に乗り出す考えを示したものとみられます。
１年あまりの海外生活を終え帰国した安前議員は、仁川国際空港到着後に記者会見を開き、「現政府の誤った政策を正し、国政運営の暴走を先頭に立って阻止する」と強調したうえで、「韓国は、幸せな国民、公正で安全な社会、きちんと働く政治という３つの目標を掲げ、生まれ変わるべきだ」と述べました。
また、「公正」と「安全」を韓国社会の代表的な構造的問題だと指摘する安前議員は、「公正で安全な社会をつくることに、すべての力を注ぐ」と強調し、「不公正な規制を最大限なくし、若者世代のための礎を再び築く」と述べました。
一方、4月の総選挙に関する質問に対しては、出馬しないとする意向を明らかにしました。