韓日米の安全保障を担当するトップ級の高官協議が8日、ワシントンで開かれます。
韓日米はこの協議で、北韓が核実験やICBM=大陸間弾道ミサイル発射実験を再開する可能性を示唆したことを巡り、対応策について議論するものと見られます。
協議には、大統領府青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長のほか、日本の北村滋国家安全保障局長とアメリカのオブライエン大統領補佐官が出席します。
鄭室長は協議に出席するため7日、ワシントンに向けて出発しました。鄭室長は、仁川国際空港で記者団に対し「最近の韓半島情勢と米朝の非核化交渉を通じた恒久的な平和定着に関する方策について意見交換する」と述べました。中東のホルムズ海峡への韓国軍派遣に関しても協議するかとの質問には「別の懸案に関する議論もあると思う」と述べるにとどめました。
複数の外交筋は、北韓問題が主に議論されるほか、米軍がイラン革命防衛隊の司令官を殺害し中東情勢が緊迫している中、イランの状況についても意見が交わされるものとみています。