ことしに入り、大統領府青瓦台と隣接する北岳山(プガクサン)にパトリオットミサイルの砲台が新たに配備されたことが7日、わかりました。
韓国軍関係者が7日に明らかにしたもので、空軍はことしに入り、ソウル・鍾路区(チョンノグ)北岳山の対空砲基地にパトリオット砲台を配備し、運用に入ったということです。
青瓦台などソウルの重要施設に対する防御能力を強化するためで、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」が慶尚北道(キョンサンブクド)星州(ソンジュ)に配備されたことで、弾道ミサイル防衛能力が強化された南東部に比べて首都圏の防衛能力が相対的に弱いとの懸念があったことが背景にあるということです。
北岳山へのパトリオット砲台配備については、2016年に北韓が「青瓦台打撃訓練」を公開し、「青瓦台を火の海にする」とするなど威嚇を強めたことを受けて始まり、2017年から実際の配備計画が推進されてきました。