北韓が核とICBM＝大陸間弾道ミサイルの実験を再開する可能性を示唆したことについて、アメリカのポンペイオ国務長官は「金正恩（キム・ジョンウン）委員長が正しい決定を下すことを願っている」と述べました。
北韓の金正恩委員長は党の中央委員会総会で演説し、「アメリカの敵視政策が撤回されるまで戦略兵器を開発し、核抑止力を維持する」と述べ、核とミサイルの実験中止を見直す可能性を示唆しました。
ロイター通信によりますと、これについてポンペイオ国務長官はCBSテレビに出演し、「われわれは、金委員長が衝突や戦争でなく、平和と繁栄の道を選ぶことを願っている」と述べました。
そして「金委員長がトランプ大統領との約束を破ることになるのはとても残念だ。金委員長は、核やICBMの実験をしないとトランプ大統領に約束し、それはトランプ大統領が大規模な軍事演習の中止に同意したのと引き換えだった。アメリカは約束を守っており、キム委員長も守るべきだ」と述べました。