文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、韓国を訪問しているスウェーデンのステファン・ローベン首相と首脳会談を行い、韓半島の平和プロセスに向け韓国とスウェーデンが対話を続けていくことで一致しました。
文大統領とローベン首相は、最近の韓半島の情勢について話し合い、韓半島の恒久的な平和構築に向けた方法などについて意見を交わしました。
会談で文大統領は、韓半島のの恒久的な平和のためのスウェーデン政府の積極的な貢献に対して謝意を表し、韓半島の平和と安定に向けた支持を呼びかけました。
ローベン首相は、韓半島の非核化と平和プロセスを求める文大統領のリーダーシップを評価し 「対話を通じて韓半島問題を平和に解決しようとする韓国政府の努力を全面的に支持する。今後も韓国との緊密な協力を基に対話促進に力を尽くす」と述べました。
両首脳は、韓半島の平和プロセスに向け韓国とスウェーデンが対話を続ける必要があるということで一致したということです。
会談の後、両首脳の立ち合いの下、両政府は、保健、福祉、性平等に関する覚書(MOU)に署名しました。
韓国の保健福祉部とスウェーデンの保健社会部が署名した今回のMOUには、保健医療政策や普遍的医療の保障、がん・認知症の予防とケア、社会保障政策など、保健・福祉分野においての包括的協力を進めるという内容が盛り込まれたということです。
今回の首脳会談について、大統領府青瓦台は 「ロベーン首相の公式訪問は両国の友好協力関係をさらに強化し、国交樹立60周年を迎える両国間の実質的協力の拡大のための土台を固める契機になる」と評価しました。