朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は、「2032年の開催を目標に進めている『ソウル・平壌共同オリンピック』が、北東アジアの平和共同体への動力になる」と述べました。
朴市長は4日、ソウル市内で開かれた「ソウル平和会議」の開会の挨拶で、「北東アジアの和解と統合の秩序を構築するうえで、もっとも重要な課題は『平和共同体』を作ることだ」と強調しました。
そのうえで、「2032年『ソウル・平壌共同オリンピック』の開催は、平和共同体に向かう貴重なチャンスとなる」とし、「大小様々な国が集まり、本当の意味での平和共同体を創ることができるだろう」と述べました。
一方、文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は、この日の晩餐会で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の韓半島政策について説明しました。
文特別補佐官は、「核兵器のない平和で繁栄する韓半島」という目標を実現するために▲一切の軍事行動に反対する「平和優先」▲平和的手段を通じた北韓の非核化▲北韓の政権交代への反対など、3つの原則を採択したと述べました。
また、文特別補佐官は、国内外の環境が文大統領の平和構想に不利に働く状況だとしたうえで、「このようなチャレンジはあるが、平和構想は、たった一つの正しい選択だ」とし、他の代案はないと強調しました。