政府は26日、韓国と日本、中国の3か国によるFTA=自由貿易協定締結に向けた16回目の交渉会合を27~29日にソウルで開くと発表しました。
今回の交渉は4月9~12日、東京で開かれた15回目の交渉以降、7か月ぶりです。
会合には、韓国から産業通商資源部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉室長、日本から外務省の香川剛広国際貿易・経済担当大使、中国から商務省の王受文次官がそれぞれ首席代表として出席します。
韓日中は、ASEAN=東南アジア諸国連合加盟国などと16か国によるRCEP=東アジア地域包括的経済連携交渉を進めており、インドを除く15か国は今月上旬バンコクで開いた会合で、2020年中にインドを含めた16か国による調印を目指すことで合意しています。
韓日中3か国のFTAは、RCEPより高い水準の自由化を目指し、商品・サービス市場の開放をはじめ、投資、原産地、通関、競争、電子商取引などあらゆる分野で協議を進める予定です。
韓日2国間の輸出管理強化措置については議論しません。
呂翰九室長は、「交渉では、域内の貿易・投資や経済協力の活性化策について主に協議するだろう。交渉が相互互恵的な方向で進められるように努力したい」と述べました。