韓国、アメリカ、日本の3か国の情報機関のトップが先週、アメリカ・ワシントンに集まり、非公開の会談をしていたことがわかりました。
外交筋が明らかにしたところによりますと、徐薫(ソ・フン)国家情報院長は先週、アメリカを訪れ、アメリカと日本の情報機関のトップと会談したということです。
会談は、韓日米3か国の情報機関のトップによる定例会議の性格を帯びていたということで、日本からは、ことし9月に就任した滝沢裕昭内閣情報官が出席したとされます。
会談では、ストックホルムでの米朝実務交渉が決裂して以降の北韓の動向を含む韓日米3か国の懸案事項が話し合われたということです。
なかでも22日で終了となる韓日のGSOMIA=軍事情報包括保護協定をめぐって、アメリカ側が3か国の安全保障協力のため韓国側に再考を促したとみられます。
徐薫国家情報院長は4日、国会情報委員会の国政監査で、GSOMIAの終了について、「われわれの安全保障に少しでも役に立つなら、維持されなければならない」という見解を示し、日本との土壇場の交渉の可能性を示唆しています。