アメリカ国務省で防衛費分担交渉を担当するジェームス・ディハート代表が5日、非公式の日程で突如、韓国を訪れました。
ディハート代表は8日まで4日間、韓国に滞在する予定で、韓国外交部の鄭恩甫(チョン・ウンボ)防衛費分担交渉代表と会談するほか、政界の要人らと面談する予定とみられています。
韓国とアメリカと間では、これまで韓国駐留アメリカ軍の駐留経費負担に関する協議が2回にわたって行われていて、3回目の協議は11月に韓国で開かれる予定ですが、具体的な計画はまだ決まっていません。
外交部は、ディハート代表の突然の来韓について「3回目の協議を控え、韓国で直接いろいろな話を聞いてみたいのであろう。『合理的で公正な』決定とは何なのか、韓国側の意見を聞く機会になると期待している」とコメントしています。
一方、ディハート代表が今回、来韓したのは、韓国の国会関係者やメディアなどと接触し、アメリカ側が求めている韓国の分担金引き上げの趣旨について説明する狙いがあるとの見方も出ています。