文喜相（ムン・ヒサン）国会議長は、朝日新聞のインタビューに答え、韓日の対立が深まるきっかけとなった徴用工判決の解決に向け「原告らが納得できるような法案を作った」と明らかにしました。
朝日新聞によりますと、インタビューは先月下旬に行われ、このなかで文議長は、徴用工判決をめぐって、「原告らと韓国国民が納得できるような法案を作った。問題解決に向けて国会審議をリードする」と明らかにしたということです。
ただ、法案の具体的な内容は明らかにしませんでした。
韓国国会の関係者によりますと、「法案は、被告となった日本企業だけでなく韓国企業と韓国国民からの寄付金も財源として、原告らを支援する内容だ」ということです。
朝日新聞は、文議長が、日本側の反応を見極め、国会に提出するかどうかを慎重に判断する考えを明らかにしたと伝えました。
また文議長は、旧日本軍慰安婦の問題については「心の問題だと考える。日本から心のこもった謝罪の言葉が一度でもあれば解決する」という見解を示しました。
文議長は現在、４日に東京で開かれる「G20国会議長会議」に出席するため日本を訪れています。