文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は48.5%となり、およそ2か月半ぶりに、前向きな評価が否定的な評価を上回りました。
世論調査会社の「リアルメーター」が今月28日から30日まで、全国の成人男女1503人を対象に行った世論調査の結果、文大統領の国政運営に対する前向きな評価は、前の週に比べて2.8ポイント上昇して48.5%でした。
これに対して、否定的な評価は2.1ポイント減少して48.3%で、前向きな評価より0.2ポイント低い数値となりました。
リアルメーターの世論調査で前向きな評価が否定的な評価を上回ったのは、曺国(チョ・グク)前法務部長官の就任をめぐって賛否が激しく対立する前の、8月中旬に発表された調査以来、2か月半ぶりです。
リアルメーターは「文大統領の国政運営に対する支持率は3週間連続で増加傾向にある。文大統領の母、カン・ハノクさんの死去や、AI=人工知能関連のカンファレンスへの参加など、この数週間の文大統領の経済面での評価が反映されたとみられる」と分析しています。