ことし運転免許を自主返納した高齢ドライバーは、1万5080人に上り、1年前に比べ10倍以上増加しました。
ソウル市によりますと、運転免許を自主返納した65歳以上の高齢者は今月23日時点で1万5080人でした。去年の1387人より10倍以上増えています。
ソウル市は、高齢ドライバーによる交通事故を予防するため、ことしから免許を自主返納する70歳以上の高齢者、7500人を対象に10万ウォンがチャージされた交通系ICカードを提供する事業を行っており、これが自主返納の増加につながったとみられます。この事業で提供される交通系ICカードは、全国の公共交通機関だけでなく、コンビニなど、ICカードの加盟店でも利用できるとのことです。
ことし、この交通カードを申請した人は1万4536人に上っています。ことし交通カードを受け取れなかった7000人あまりの人は、来年の事業の申請者に自動で登録されます。
ソウル市は「交通カード事業に多くの方に参加していただき感謝する。できるだけ多くのお年寄りに交通カードを提供できるよう取り組んでいきたい」と述べました。