文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、来月タイで開かれるASEAN＝東南アジア諸国連合首脳会議とチリで開かれるAPEC＝アジア太平洋経済協力会議首脳会議に相次いで出席します。
大統領府青瓦台の報道官が28日に明らかにしたところによりますと、文大統領は、11月3～5日、ASEAN関連首脳会議に出席するためタイ・バンコクを訪問します。
会議で、文大統領は、韓半島情勢をはじめとする域内の主な懸案について韓国政府の立場を説明し、釜山で開かれる韓国・ASEAN特別首脳会議および第1回韓国・メコン首脳会議の開催成功に向けた協力を呼びかける予定です。
また、11月13日からは中南米のメキシコとチリを歴訪します。
13～14日のメキシコ公式訪問では、ロペスオブラドール大統領と首脳会談を行い、韓国がメキシコ、コロンビア、ペルー、チリによる経済共同体「太平洋同盟」に準加盟するための支持を要請するほか、韓国企業への支援などについて協議する予定です。
15～17日にはチリ・サンティアゴで開催されるAPEC首脳会議に出席します。
文大統領はAPEC首脳会議で、北韓の非核化問題などを議論するため、主要国との二国間会談も調整するとみられています。