文在寅（ムン・ジェイン）大統領は23日、国賓として韓国を訪れているスペインのフェリペ６世国王と首脳会談を行い、両国関係の発展や実質的な協力の拡大策などについて意見を交わしました。
文大統領は会談の冒頭で「フェリペ国王が皇太子であった1988年のソウルオリンピックのときの訪問以来31年ぶりの韓国訪問を心から歓迎する」としてフェリペ国王を歓迎しました。
両首脳は1950 年に国交を結んで以来、政治、経済、文化、人的交流など様々な領域で両国が緊密な協力関係を発展させてきたことを評価し、来年、国交正常化70 周年を迎えるにあたり互恵的協力をさらに拡大することで一致しました。
両首脳はまた、両国国民の活発な交流が必要という点で一致し、働きながら勉強や旅行ができる「ワーキングホリデー」制度の協定が去年発効したことを機に両国の人的交流がさらに拡大することに期待を寄せました。
会談後、両国は「相互訪問の年」の指定や世界遺産の広報分野での協力強化などに関する了解覚書（MOU）を締結しました。