2022年サッカーワールドカップ・カタール大会アジア2次予選、韓国対北韓の試合が１５日に北韓の平壌で行われましたが、試合の生中継も、観戦の観客もなしに行われたことについて、大統領府青瓦台は「非常に残念に思う」とコメントしました。
29年ぶりの平壌での南北対決となった試合は０ー０の引き分けとなりましたが、北韓が、韓国からの応援団や報道陣の入国を認めなかったため、試合の生中継は行われませんでした。5万人を収容する競技場では、北韓側の応援団は観戦するだろうと予想されていましたが、競技場には観客は1人もいませんでした。
青瓦台の高官は16日、記者団に対し「平昌冬季オリンピックで、スポーツを通じて平和への道を切り開いたように、今回の試合が同じ役割を果たせるという期待を国民は持っていたはずだ。私たちも最善を尽くしたが、それは実現されなかった。非常に残念に思う」と述べ、北韓に対して遺憾の意を示しました。