韓国では先週末、ソウル瑞草(ソチョ)区で、曺国(チョ・グク)法務部長官を支持し、検察の改革を求める集会と曺長官の退陣を求める集会がそれぞれ開かれました。
曺長官を支持する市民団体は6日午後6時からソウル瑞草洞(ソチョドン)の地下鉄2号線瑞草駅近くの交差点で、検察の改革を求めるロウソク集会を開きました。
この団体は先月21日と28日も同じ場所で大規模な集会を開いています。
参加者らは、「検察が1か月近く曺長官をめぐる疑惑の捜査を進めてきたが、明らかになったものは何もない」として、行過ぎた捜査は自制すべきだと批判しました。
また曺長官の妻が召還された中央地方検察庁前でもデモ集会を開きました。
参加者らは瑞草駅交差点を中心に瑞草洞一帯を埋め尽くし、 人の波= ウェーブを繰り返すなど気勢をあげました。
一方、同じ日の午後、曺長官を支持する集会が開かれた場所から400メートルも離れていない盤浦(パンポ)大通りでは、曺長官の退陣を求める保守派の集会も開かれました。
曺長官をめぐっては支持派と反対派がそれぞれ集会参加者の規模を競い合い、互いに勢力を誇示する形となっています。