国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、旧日本軍慰安婦を象徴する少女像などが出品されているとして中止となった企画展「表現の不自由展・その後」と関連し、6日に予定されていた展示再開が再び見送られました。
NHKなどによりますと、「あいちトリエンナーレ」と企画展の実行委員会は、展示を再開することで合意しましたが、展示方法などで意見の隔たりが埋まらなかったということです。
芸術監督の津田大介氏は、「表現の不自由展・その後」の再開については、「妥結できるラインは見えているが、互いに譲れない一線があり、予断を許さない状況だ」と述べました。
そのうえで、「展示の再開で合意できれば、8日にも再開されると思うが、合意に至らなかった場合、多くの作家がボイコットすることになっり、『あいちトリエンナーレ』自体が予定よりも早く8日あたりに終了する可能性もある」と話しています。