韓国の女子フェンシングを代表するスター選手、ナム・ヒョニ（南賢喜、38）が、４日から開かれる「ソウル全国体育大会」を最後に引退すると、２日、自身のSNSで明らかにしました。
ナム・ヒョニは、2008年の北京オリンピックの女子フルーレ個人で銀メダルを獲得しました。決勝でライバルのバレンチナ・ベッツァーリ（イタリア）に１点差で敗れて惜しくも金メダルには届きませんでしたが、韓国の女子フェンシング史上初のメダリストとなりました。
またアジア競技大会では、2002年の釜山（プサン）大会から去年のジャカルタ大会まで５回連続で出場して、６個の金メダルと１個の銅メダルを獲得しました。
154センチと低い背丈ながら世界のトップクラスの選手として活躍し、国内では「ピーナッツ剣客」というニックネームで親しまれました。
ナム・ヒョニは、５日から８日までの女子フルーレ団体の一員として引退試合に臨みます。