韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、ラオスへの国賓訪問を最後に、5泊6日の日程で行われた東南アジア3か国歴訪を終え、6日、帰国します。
文大統領は、2017年にインドネシアで「新南方政策ビジョン」を宣言して以降、フィリピン、ベトナム、シンガポールなど、ASEAN=東南アジア諸国連合の10か国をすべて訪問したことになります。
歴代の韓国の大統領のなかで、ASEAN10か国すべてを訪問したのは、文大統領が初めてです。
韓国とASEANの「対話関係樹立30周年」をことし迎え、韓国とASEANの関係を、アメリカ、中国、日本、ロシアなどの強大国と同じ水準に引き上げるための基盤が整ったとの見方もでています。
文大統領は、今回のタイ、ミャンマー、ラオスの3か国歴訪でも、「新南方政策ビジョン」への支持を呼びかけ、11月に釜山(プサン)で開催される「韓国・ASEAN特別首脳会議」と「韓・メコン首脳会議」を成功に導くための協力を要請しました。