大統領府青瓦台が、法務部長官候補の曺国（チョ・グク）氏の娘の不正入学問題に関連した、いわゆる「表彰状偽造疑惑」をめぐり、疑惑を晴らすことができる証人を確保したと述べたことについて、検察が捜査介入だとして公式に抗議しました。
青瓦台関係者は5日、メディアとのインタビューで、曺氏の娘に表彰状を授与するよう推薦した教授を探したとして、人事聴聞会で疑惑を晴らすことができると強調しました。
これについて日本の最高検察庁にあたる大検察庁は、「青瓦台の今回の発言は、捜査介入とみられる可能性があり、非常に不適切だ」とする立場を示しました。
曺氏をめぐる様々な疑惑を捜査している検察庁は先週、曺氏に対する家宅捜索を行いましたが、これをめぐっても政府と検察は論争を繰り広げています。
国会に出席した朴相基（パク・サンギ）法務部長官が、家宅捜索について事前に報告すべきだったとして不満を示したのを受け、検察側は、「個別の事件について 法務部長官が 検察総長を指揮するのは極めて異例のことである」とし「捜査の機密事項は、通常事前報告しない」と反論しました。