韓日の対立が深まっているなか、李洛淵(イ・ナギョン)国務総理は2日、日本側の超党派の日韓議員連盟の幹事長を務める自民党の河村建夫元官房長官とソウルで会談し、両国の懸案について意見を交わしました。
日本のメディアが2日、伝えたところによりますと、この会談で、河村幹事長は、元徴用工問題などをめぐる日本政府の立場を伝え、問題解決に向けた韓国政府の前向きな対応を促したということです。
また李洛淵国務総理は、韓国政府が8月に終了を通告したGSOMI=軍事情報包括保護協定や日本による輸出規制強化措置などについて、韓国側の立場を説明したということです。
両氏は、韓日首脳会談の開催についても意見交換したもようですが、詳しい内容は明らかになっていません。
河村幹事長は、1日にソウルで開かれた韓日交流のイベント「韓日交流おまつり」に参加するため、先月31日から今月3日までの日程でソウルを訪問しています。
河村幹事長は、韓国側の韓日議員連盟の会長を務める、与党「共に民主党」の姜昌一(カン・チャンイル)議員とも会談し、元徴用工問題や安全保障面での連携などについて意見交換しました。