東南アジアの3国を歴訪している文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、最初の訪問国のタイに到着しました。
タイはASEAN=東南アジア諸国連合の加盟国のなかで経済規模が2番目に大きい国で、韓国の大統領が公式に訪れるのは7年ぶりとなります。
文大統領は2日、プラユット首相と首脳会談を行いました。大統領府青瓦台によりますと、文大統領は、「2012年に両国関係を戦略的パートナーシップに格上げするなど、この60年間、地道に発展してきた両国の友好協力関係がさらに互恵的で未来志向に発展することを期待する」と話したということです。
これに対して、プラユット首相は、「タイと韓国は2国間の協力だけでなく、韓国とASEANのレベルでも協力の余地が大きい。両国の信頼と友情にもとづいて、協力を強化していくことを望む」と述べました。
なかでも両首脳は、ロボットやバイオ、未来自動車など新産業分野での両国間の協力のため、情報の共有や人的交流を広げていくことで一致しました。また今回締結した軍事情報包括保護協定を通じて、軍事面での交流もさらに強化することにしました。