韓国の朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官と日本の柴山昌彦文部科学相は29日、仁川(インチョン)市で会談し、両国関係が悪化しているなかでも、文化交流や協力は続けていくことで一致しました。
文化体育観光部によりますと、両長官は、文化交流は持続しなければならないとの認識で一致し、韓日中3か国と韓日による様々な文化交流や協力事業について議論したとのことです。
また、2005年の「韓日友情の年」をきっかけに始まった「韓日交流おまつり」など、両国の文化交流イベントを通じた交流や協力を続けていくことで一致しました。
今回の会談は、30日に開催される「文化・観光相会合」に先立ち開かれた事前会議で、日本政府が韓国を「ホワイト国」から除外する政令を施行してから初めて開催された閣僚級会談であるため、関係改善へのきっかけとなるか注目されていました。
現在、韓日間の外交・貿易における対立が、韓日中3か国の文化・観光分野における協力の足かせとなっているだけに、「文化・観光相会合」では、これらの課題について議論されるとみられます。