文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率が40%台半ばに下落し、否定的な評価が就任以来初めて50％を超えたことが世論調査でわかりました。
世論調査会社の「リアルメーター」が今月19日から23日まで全国の成人男女2500人あまりを対象に世論調査を行って、26日、結果を発表したところによりますと、文大統領の国政運営に対する前向きな評価は先週より3.2ポイント下落して46.2％だったということです。
これに対して否定的な評価は4.1ポイント上がって、50.4%でした。
否定的な評価が50％を超えたのは就任以来初めてです。
文大統領の支持率は、法務部長官候補に指名された曺国 （チョ・グク）前民情首席秘書官の娘の不正入学疑惑などが伝えられ、批判が広がったことで19日から22日まで4日連続、下落しましたが、政府がGSOMIA＝韓日軍事情報包括保護協定の破棄決定を発表した翌日の23日には小幅に上昇しました。
韓国では、最近、曺国法務部長官候補の娘が高校生のときに医学論文の第1著者に名を連ね、大学や大学院に不正入学したという疑惑が持ち上がり、指名辞退を求める集会が相次いで開かれています。