ロシアの軍用機が23日、韓国の防空識別圏(KADIZ)と領空を侵犯したことをめぐって、韓国とロシアは25日午前、国防当局者による実務協議を行いました。
協議には、国防部のイ・ウォニク国際政策官など韓国軍の実務者と、韓国駐在ロシア武官らが出席しました。
今回の協議で、国防部は、ロシアの軍用機が独島(トクト、日本でいう竹島)周辺の領空に侵入したことを証明する資料として、ロシアの軍用機が領空侵犯した際に緊急発進させた韓国空軍の戦闘機から発射されたおとり用熱源フレアの写真やレーダー映像、韓国の戦闘機のデジタルビデオレコーダーの記録などを証拠としてロシア側に示し、再発防止を求めたもようです。
ロシア政府は24日、「韓国の領空は侵犯しておらず、むしろ韓国のパイロットが飛行進路を妨害し、安全を脅かす飛行をした」という文書を韓国側に送っています。