洪楠基（ホン・ナムギ） 副総理兼企画財政部長官は15日、「文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、安倍首相に会うために何度も接触をしたが実現しなかった」と明らかにしました。
洪副総理は、この日、国会の予算決算特別委員会に出席し「日本による経済報復について、アメリカと日本との間で協議が行われていたのではないか」という野党議員の質問に対して「アメリカと日本が事前に協議をしたかどうかはわからないが、このような事態に備えてきた。アメリカにSOSを出して介入を要請するよりは、文大統領が安倍首相に会うために何度も接触したが、実現しなかった」と説明しました。
文大統領は、先月28・29日に大阪で開催されたG20サミットで安倍首相との会談を推進しましたが、答えが返ってこなかったということです。ただ、日本による輸出規制はG20サミットのあとに行われたことから、「安倍首相に会うための接触」は、最近、行われた可能性があります。
このほか、洪副総理は「ホワイト国」からの除外についての質疑に「韓国が除外される可能性もある。ただ、輸出規制強化の対象となる品目を検討したところ、800~1000品目というほどの規模ではなく、韓国経済に直接関連する品目はずっと少ないものと判断される」と明らかにしました。