韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は25日午前、新しく就任したアメリカのエスパー国防長官代行と初めての電話会談を行い、韓米の国防当局が引き続き連携していく方針を確認しました。
国防部によりますと、 鄭長官は電話会談で 「国防に関する多様な経験を持つエスパー長官代行が、アメリカ国防長官の重い任務を立派に遂行し、韓米同盟の発展に貢献することを期待する」と述べました。
これに対して、エスパー長官代行は「韓国はもっとも近い同盟であるので、就任初日に電話会談を行うことになった」と説明しました。
陸軍長官から国防長官代行に就任したエスパー氏は、シャナハン前国防長官代行が過去の家庭内暴力の問題で国防長官への指名を辞退したため、トランプ大統領から空席となっている国防長官に指名され、今後、上院の承認を待つことになりました。
エスパー氏は、ワシントン政界のなかでも代表的な対中強硬派と知られ、1990年代から中国の急成長に警戒を呼びかけてきたほか、北韓に対しても強硬な姿勢を取っているとされています。