北ヨーロッパの3か国を歴訪している文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、韓国時間の12日午前1時ごろ、2番目の訪問国であるノルウェーの首都オスロに到着しました。
文大統領は、9日から16日までの日程で、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの北ヨーロッパ3か国を国賓訪問しており、最初の訪問国フィンランドのヘルシンキでは韓国時間の10日にサウリ・ニーニスト大統領と首脳会談を行った後、11日、ノルウェーのオスロに向かいました。
韓国の大統領がノルウェーを国賓として訪れるのは、今回が初めてです。
過去には、2000年に金大中(キム・デジュン)元大統領がノーベル賞を受賞するためノルウェーを訪れたのに続き、2012年には李明博(イ・ミョンバク)元大統領がノルウェーを公式訪問し、オスロ大学で演説を行っています。
文大統領は12日午後5時から、ノルウェーでの歓迎式典と第2次世界大戦の参戦記念碑への献花を皮切りに公式日程を始め、夕方にはオスロ・フォーラムで「韓半島の平和」をテーマに基調演説を行う予定です。
去年シンガポールで開かれた初の米朝首脳会談から1年となるこの日の演説で、南北・米朝間の対話の再開に向けた新たな構想が示されるかに注目が集まっています。
文大統領は13日、ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相と首脳会談を行い、午後にはノルウェー第2の都市ベルゲンを訪れ、韓国企業の大宇(テウ)造船海洋が建造した軍需支援艦に乗船した後、最後の訪問国であるスウェーデンのストックホルムに向かいます。